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先ず初めに商売ですから何を売るにも利益を算出するのが常識であります。
はっきり言って中古車は新車より儲かります。(だから私も中古車ばかり売ってます)
幾らぐらいと訊かれれば私の過去15年の商売の中で1台辺りの最高額は荒利益で68万が最高です。
(ちなみに10万仕入れで90万売り:ドカッティ900MHR)
荒利60万クラスは他に4〜5台あるかな?!ほとんどがレアな車輌ですが・・・
これとは逆に赤字車輌も存在します。最高額37万(トホホ・・・)
一般的に仕入れ額はどこのバイク屋も変わらないのですが売値になると店の特色が色濃く現れます。 どんなバイクでも売値が仕入れ金額+補修費+利益10万とか原付は利益5万、250は10万、400は15万・・・・・なんて店も存在します。
このバイクだけやけに高いな?とかやけに安いな?なんて店はこの方式の可能性大です。
だからこういう店には大変お買い得な掘り出し物がたまに有ったりします。
ホントたまに!です。 一台あたりの利益に格差を無くそうとするとこの様になる訳です。
当店は中古車専門店として発足しましたのでプライスにはかなり神経を使っております。
ですから仕入れの際が腕の見せ所でしょうか?(仕入れ値がバレますので実際は見せれませんが・・・)
基本的に他店で販売しているであろう価格帯を絶対的に下回るプライス表示が出来る車を仕入れます。それも売り易い状態の車で利益も確り徴収できる物です。
不人気車と呼ばれる車は時としてドル箱だったりするのです。
不人気ですから仕入れ値もそれなりに格安だったり・・・オークション落札価格はホント驚くほど安い場合が有るのです。
普通に走る900忍者(旧いけど)が8万円とか1100刀が10万円台なんて場合も有るのですから不人気車だと年式が新しくとも新車時の10%くらいで仕入れる事も可能なのです。
勿論こういった美味しい車ばかりではありません、いったい幾らで販売するのだろうと心配なほどの高値で落札されてる車も有るのです。
その中から来店した方に価格的にもインパクトを与えれる車を日々探しているのです。
新車同様の極上車ばかりを並べるのは容易い事ですが、売値が新車と何ら変わらないなら普通の人は新車を買うと思うし、この手の車は仕入れ値も高く、最も売り辛い車でもあります。(展示移動にも気を使うし)
バイクをただの移動手段の道具と割り切れば運転する為の機能が正常なら傷も凹みも気にならないし、こんな割り切り方が出来る人はとっても格安にバイクライフを過せるのです。
よくボロボロでよれよれのバイクに荷物満載でロングツーリングなんて輩をみかけますが基本的にバイクでの自由な旅が好きなんだと・・・・・勿論バイクも好きなんでしょうがバイクを道具として使用してますのでメンテナンスは行き届いていたりするのです。
中古車は2台と同じ物が存在しません。 新車だって当りとハズレが存在する様に・・・ハズレと分っていて購入する方はいないのですが、ハズレと知ってて販売する者は残念な事に多数存在する様です。
知らずに販売してしまう事は致し方ありません、しかし知って販売する者は人間的に致し方ありません。
さて皆さん、事故車の定義はご存知でしょうか?
クラッシュして滅茶苦茶になった車輌=事故車とは誰しもが思いつくところでしょうか?
峠を攻めすぎてガードレールに激突、はたまた直進中信号無視の車が飛び出し避け切れずに衝突、どんなクラッシュ(転倒)であれ事故車は事故車であります。が、車体(フレーム)に損傷(傷・ゆがみ)がなければこの業界では事故車とは呼びません。(多分)
たとえば立ちゴケ程度でもフレームに損傷が生じれば事故車扱いの査定が常識です。
カウル等の外装が滅茶苦茶でもフレームに何の損傷も見られなければ事故車とは呼ばないのです。
(カウル・その他の傷つきパーツを完全に交換すればプロでも分らない為)
これは私の定義でもあります。
当店では(事故車の販売・買取はしてません)と謳ってますので私なりの言い訳でもあります。
そうじゃないと売る車と買える車がホント無くなってしまいます。
5年も10年も20年も走ってて何のアクシデントも起こらないのが不自然です。
私だって売り物も含めて何台も倒しております。(笑)
事故車の話はまだ沢山あるのですがまた次の機会に・・・
今度は業界では不思議な現象が起きてますので皆さんにも少しだけご報告を!?
現在販売されてる中古車ですが年式が新しい目の方が走行距離が多いという現象です。
年式的には30年落ちでも10年落ちでも走行距離に大差ない?のですが5〜6年落ち位の比較的新しいモデルの方が平均的に走行距離を伸ばしてます。
本来なら製造年数経過に比例して走行距離も伸びるのが自然であります。
あまり乗らない人でも年間1.000Km位は乗ると計算する事が可能であり、乗る人は年間4〜5万Kmなんていうツワ者も当店には実際に存在します。
最近のバイクはオドメーターがデジタルになってます・・・これに原因が在ると気付いた貴方は察しが良好です。(パチパチ)
買い手は走行距離が伸びてない方が望ましいし、売り手も出来るだけ売りやすい状態で展示したい・・・そこに売る側の善からぬ行為が発生いたします。
アナログ式のオドメーターは車種によりますが簡単に戻せるのです。(犯罪です!!)
(ちなみに私もメカニックの端くれですからやれます)注:やりますではありません!?
最近はデジタルもロムをどうとかしてもどせるようですが・・・かなり難しそうです?
先に記したとおり年間1.000Kmでも10年で10.000Km、20年なら20.000Kmです。
10年も20年も生産から経過していれば実走距離を推測する事は私でも?難しくなります。
メーターを壊して交換していれば0からのスタートになるし・・・(悪意なし=無罪??)
走行距離8.000KmのZII、5.000KmのCB-F・・・チャンチャラ可笑しな状態です。
素人にも下取りに出す際にメーター改ざん、メーター交換を行うツワ者が存在する事実。
私が断言しときましょう!オドメーターは当てになりません・・・あしからず。
実際の話し、暴走族もどきが乗った3.000Kの車輌よりメンテナンスをこまめに行った30.000Kの車輌の方が断然に状態がいいのが普通です。
誰の魔の手にも掛からずに本来の走行距離を記した車輌も勿論存在してますので全てが嘘だとは申しませんがオドメーターは目安程度にしておくのがベストです。
なんだか業界の暴露をしてるみたいで胸が痛みますがこれがオドメーターの実態です。
皆さんが走行距離を気にするのは見えない部位(エンジン等)の消耗度合いかと感じます。
それで在れば補償のしっかりした所で購入すれば何の不安も生じないと思うのですが・・・
これは私の思う所であり当店の方針で中古車には6ヶ月間/5.000Kmの保証をつけてます。
話は変わり当店の方針は他にもあります。それはプライスにあるのですがたとえば仕入れた時期に売りそびれて売り相場が仕入れ値を下回る時が本当にあるのです。(くそ!)
そんな時は不本意ながらその時点での仕入れ相場位で処分してしまいます。
この車輌を購入した人はその時点ではかなりの買い得と言えます。(あくまでその時点で)
一般車輌の相場は基本的には下がるだけですから・・・・・
一般車輌以外?の場合は例え10万円で仕入れた車輌でも相場が100万位なら相場近辺で販売します.
こんな極端な例はないですが(笑)・・・過去に同じ車輌をやはり高額で購入している方がいれば破格のプライス表示はその方をも裏切る結果となってしまいます。
逆に言えば店側の主力車種に関しては仕入れ金額はどうであれ相場を乱さない為にも相当の金額表示をするのが業界で生き抜く術でもあります。
どんな商品でも専門店程、売値は高いという現象は誰しもが認識するところかな?
余りにも車種を絞り過ぎるとぎこちない店になりうるし、かと言って範囲を広げ過ぎるとチグハグだったり、曖昧な店に成り兼ねない。この辺が一番難しい処なんです。
商売上、時代に敏感な事は必須であるがあえて無視をする姿勢も時として必要かと・・・
どこのバイク屋も商売の理想は100%、安く仕入れて手間要らず、そして高利益なのです。
しかし、近況日本は不況の真最中、リストラ、デフレなど景気の良い話はほとんど聞けない状況にありこの業界においては戦後?最悪の事態とも言われております。
若者の興味はバイクから他の物に移りインターネットの普及により中古パーツ等の流通、はたまた不況による愛機の売却=買取専門店乱立=一時的な中古車の増大=新車販売不振。世界の国内4大メーカーもリストラを余儀なくされ、生産台数も年を追う毎に減少し長引く不況の中、販売店の共倒れ打開と配送ロスを最小限に抑える為にメーカーは契約店舗の間引き行為に着手し、皆様のバイクライフを益々過し辛い環境に追いやったといえます。
最近では買取り専門店も勢力を減少し(保有台数の低下で)それではと、安易に売り手(販売店)へ商売変えを出来るのもこの業界の不思議なところです。
公道を走行する物を売るのですから何かしらの資格や基準が有って然りなのですが何にもないのが現状です。(現時点では整備士の免許どころか運転免許すら不要です)
こんな事を記すと「じゃぁ俺もやろうかな?」なんて御仁が居られるかもしれませんが現在の状況は先の通りです。(私も個人的には辞めてしまいたいくらいです・笑)
この様な状態の業界ですから購入時はバイクはもとより買う店をよぉ〜く選んで下さい。
整備不良状態で納車をすればおのずとトラブル(事故に繋がる事も)が起きます。
この車を購入した者は勿論、その周り(家族・友人等)の人間にもバイク屋に対しての不信感が浸透します。 このバイク屋に対してだけなら良いのですが多くの民衆はバイクに対して不信感を抱いてしまい、バイク=すぐに壊れる乗り物・危ない乗り物というイメージを持ってしまいます。
これがバイクの事など何も知らない面々にもバイクはやめなさい!と言わせるのだと思います。
人々のバイクに対するダークなイメージは販売店の責任でもあります。
(人間は嫌な思いは思想から排除する傾向に)
この辺を分っていて、確固たる姿勢で取り組むバイク屋も多からずあります。
全ての販売店がこの姿勢に賛同した時にはこの業界も安泰するのではと考えてしまいます。
話は単なる私の愚痴みたいになって参りましたが正直申し上げて私もいつまでバイク屋という商売を出来るのか見当がつきません。
まともな人間がまともに乗れば安全な楽しい乗り物なのに世間は中々認めてくれません。
次世代の為にもバイクという乗り物の認識を変えて行かなければと切に感じるこの頃です。
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